후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
私は通学の際にはたいてい近所に住んでいる肇さんという子と誘い合わせて行った。ときには、はじめさんの妹ののぶちゃんと行くこともあった。二人とも私の竹馬の友である。私の家の裏に私の家の持ち家である長屋があったが、その共同水道からはいちばん遠い位置にある一軒にはじめさんの家族が住んでいた。はじめさんのお父さんは京一の仙州楼の本番口の妓夫をしていた。お母さんも家で、玩具問屋の註文の風船つくりの内職をして、家計を補っていた。はじめさんと私は家が近かったばかりでなく同級生であった。はじめさんはいつも木綿の盲縞の着物を着ていた。そしてその筒っぽの袖口が両方とも、またいつも金鵄勲章のようにぴかぴかしていた。はじめさんは子供の間によく見かける洟たらしの一人で、常にはな紙で拭うよりは早くその両袖を活用していたからである。大柄で色黒で団十郎のような大眼玉をしていた。口の悪い私の祖母がはじめさんのことをお神楽に出てくる「宝剣泥坊」のようだと云ったことがある。吉原神社の祭礼のばか踊りに鬼瓦のような面をした愛嬌のある物腰のそんな泥坊が出てきたことがあったが、それがはじめさんによく似ていたのである。