일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

この感じは朝の新鮮な空気の中でなくては味わわれないものですね。人に睡眠があり、夜の次には朝が来るという自然の摂理は妙にして有難いものに思われます。散歩から帰って朝食というわけです。私はこの下宿には朝の珈琲とパンだけを頼んでいます。それから例の椅子に腰かけて読書をします。私の蔵書、と云うにはそれは余りに貧しいものです。私の書架には僅かに、スコット、ホフマン、ハイネ、そしてこの国のものでは、ウェッセル、エーレンシュレーゲルなどがあるくらいのものです。もとより本を蒐める慾など皆無ですし、読書の上でもそう多くを読もうとは思っておりません。好きなものによく親しみたいと思っているだけです。私はほんとに一つものしか読んでいません。私はなまけものなのかも知れません。エーレンシュレーゲル、この人は私の師です。私はこの人によってはじめて広い文学の世界に導かれました。スコット、ホフマン、ハイネを読むことを教えられたのも彼のたまものです。思えば少年期から青年期へ移り変ろうとする心の柔い時期に彼の書に親しんだことから、私は深い影響を蒙りました。私は日頃折に触れては、彼の感化が自分のうちに深く染み込んでしまっているのを、屡々思い知らされます。