일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

私は駅前の交番に行き巡査に、神戸へ行くにはどう行ったらいいかと訊いた。巡査は私を見ていろいろ尋問し、私が東京からやってきて無一文であり、K氏のもとへ行くのが目的だということを知ると、丁度そのとき交番の前を通りかかったトラックを呼び止めて、そのトラックが神戸へ行くことを確めてから、私を神戸まで乗せて行ってやってくれと運転手に頼んでくれた。運転手は途中で車を止めて、私に今川焼を買ってくれた。私はトラックの上で、ある雑誌にK氏の住居が武庫郡のなんとか村にあることを読んだことを思い出し、神戸の貧民窟を尋ねるよりはその住居の方を尋ねた方が確実かも知れないと思い、そう運転手に話したところ、彼は神戸の手前で私を下してくれた。私は運転手がなんとか村ならばそっちの方へ行けばいいと教えてくれたとおりに歩いて行き尋ねたのだが、またK氏のような有名な人だからすぐわかるものと私は高を括っていたのだが、それがなかなか知れなかった。二十五六年も前のはなしで、私の記憶もあやふやなのだが、ともかく尋ねあぐんでいるうちに、日がとっぷりと暮れてしまった。私が心細い思いで田舎道を歩いていると、赤ん坊を抱いて歩きながら、ヴォルガの舟唄をロシア語でうたっている中年の女の人に行き逢った。