후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
私のような男こそ、さっぱりしないというのであろう。
この森文房具店のところまで来ると、もう私の店の看板が見える。一階の窓際にとりつけた立看板で、Y新聞竜泉寺直配所としてある。けれども私の店へ行くには辻を一つよぎらなければならない。茶屋町通りを横断しているこの通りは、南は鷲神社の裏を過ぎて千束町に、北は金杉下町を通り抜けて三の輪にまで達している。辻を越えて四五軒目のところに私の店がある。ここは茶屋町通りの丁度まんなかへんで、至極恰好な場所である。どこへ行くにも足場がいい。この店はまえは喫茶店であった。当時の流行語を使用するならば、特殊喫茶というのであろう。土間を板の間に改造した位で、あとは不精をしてもとの造りのままであったから、新開店としては少し風変りであった。入口は扉式になっていて、握りの代りに真鍮の手摺のようなものがとりつけてあった。酔客が掴まえて開くのに便利なように考案したものなのかも知れない。店の間には南に四つと西に二つ、上下に開閉する硝子窓がついていた。この窓際には事務机が一脚据えてあった。どっしりした黒光りのした代物で、挺子でもこの場所を動かなかった。