후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
「この人はね、はじめて配達したときに、うちの前でころんでね、硝子をこわすやら、怪我をするやら、たいへんでしたよ。あんまり一生懸命になったからね。」そう云って客の髪をなでつけながら、「ねえ、新聞やさん。あんたが配達している間は新聞をやめないからね。」と贔屓の言葉をかけてくれた。お得意というものは有難いものである。この家には色白の下脹の可愛い顔をした男の子がいた。腕白小僧で、竜泉寺小学校の二年生であったが、虎造の「森の石松」の物真似をやって、先生や友達をあっと云わせたという面白い子である。道で逢うと、「やい、新聞や。やい、新聞や。」と囃したてる。私をからかっているつもりなのだろう。
私の店では配達区域を八つに分けていた。一号から八号までで、つまり八人の配達が担当していたわけなのである。電車通りの東側、吉原遊廓などのある方が区域も広く、これに含まれる町名は千束町、新吉原、日本堤、竜泉寺町、金杉下町、三の輪の六つで、店ではこれを五つの区域に分けていた。一号から五号までである。電車通りの西側は三の輪、金杉下町、竜泉寺町、金杉上町、入谷町、千束町の六つの町内に跨っていた。