후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
その頃は、廓の周囲をとりまいていたおはぐろ溝はまだ埋められていなかった。三島神社のある通りに出て、永藤という屋号のパン屋の横町だったかの狭い露地を通りぬけると、そこはもう根岸で幼稚園は鶯谷へ出る途中のやっちゃ場(青物市場)の近くにあった。しづやに附添われて行った。私ははにかみやで、はじめは、運動場で組に分れて紅白の毬を立てた棒の先にとりつけてある網の中へ投げ入れる競技などを、ほかの子供達と一緒になってやることが出来なかった。私はほかの子供達が活溌にやっているのを、ひとり手をつかねてきまり悪そうにただ見ていた。後でしづやから、なぜ一緒にしなかったのかと云われた。そのうち私も慣れてきて、先生が弾くオルガンの音に合わせて輪になって歩きながら、自分ひとり草履の爪先で歩くような真似をした。附添の人達が見ている前で。後で私は先生から叱られ、懲のために教室の戸棚の中へ閉込められた。このことは、後になっても、一つ話のように家の者から聞かされた。戸棚の中で私が唱歌をうたい出したので、先生が呆れて私を戸棚から出したと、そんなふうに家に帰ってから、しづやが家内に披露したようである。