후리가나로 읽는 일본 고전
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らくご・きょうそれつでん
落語・教祖列伝
坂口 安吾의 落語・教祖列伝(らくご・きょうそれつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,807자 · 28화면
町内の連中が、いきりたって、責めたてる。ムリもないことである。
井戸の底へ、これがきこえるから、カメは気が気じゃない。自分の大事の女房だ。火アブリにされてはたまらない。たまりかねて、
「オーイ。オレ、生きてるよ」
「アレ。なんか、きこえるぜ。アッ! カメが生きてるよ」
ワアッと一同は大よろこび。多茂平は井戸をのぞきこんで、
「オーイ。カメ。しッかりしろ。傷は浅いぞ。いま、綱を下して助けてやるからな。お前、綱につかまって、一人で、あがれるか」
「あがってやるが、女房を火アブリにしないか」
「あんなことを言ってやがる。あまい野郎だ。よしよし。お前が一人であがってくれば、女房を火アブリにもしないし、おいしい物をタント食べさせてやるぞ。元気をだして、辛抱してあがってこい」
「ありがたいな。そんなら、ミソ漬けのムスビを五ツだせ。それをださないと、いつまでも、あがってやらないぞ」
「五ツでも十でも食えるだけだしてやる。早くあがってこい」
「ヨシキタ!」
と、カメは綱につかまって、とびあがってきた。一同も愁眉をひらいて、
「やア、よく生きていてくれた。バカの身体は不死身だというが、よくしたもんだなア。