일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がもううじさと

蒲生氏郷

幸田 露伴

幸田 露伴의 蒲生氏郷(がもううじさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,772자 · 128화면

아오조라 문고

不気味千万な一怪物である。

此の政宗は確に一怪物である。然し一怪物であるからとて其の政宗を恐れるような氏郷では無い。※(「さんずい+回」、第3水準1-86-65)の水の巻く力は凄じいものだが、水の力には陰もある陽もある、吸込みもすれば湧上りもする。能く水を知る者は水を制することを会して水に制せらるることを為さぬ。魔の淵で有ろうとも竜宮へ続く渦で有ろうとも、怖るることは無い。況んや会津へ来た初より其政宗に近づくべく運命を賦与されて居るのであり、今は正に其男に手を差出して触れるべき機会に立ったのである。先方の出す手が棘々満面の手だろうが粘滑油膩の手だろうが鱗の生えた手だろうが蹼の有る手だろうが、何様な手だろうが構わぬ、ウンと其手を捉えて引ずり出して淵のヌシの正体を見届けねばならぬのである。秀吉は氏郷政宗に命令して置いた。新規平定の奥羽の事、一揆騒乱など起ったる場合は、政宗は土地案内の者、政宗を先に立て案内者として共に切鎮めよ、という命令を下して置いた。で、氏郷は其命の通り、サア案内に立て、と政宗に掛らねばならぬのであった。其の案内人が甚だ怪しい物騒千万なもので、此方から差出す手を向うから引捉んで竜宮の一町目あたりへ引込もうとするか何様かは知れたもので無いのである。