일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちくおんきのはり

蓄音器の針

中井 正一

中井 正一의 蓄音器の針(ちくおんきのはり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 980자 · 2화면

아오조라 문고

何の針をとって見てもヴィクターのソフトはヴィクターのソフトだ。針は現にひとつひとつ違っているんだがやはりヴィクターのソフトだ。どのひとつひとつもが一つの「型」にしかすぎない。

「型」の出現は一応販売あるいは組織から要求されてきたことである。

今人間もようやく政策あるいは就職の形式をもって、道具化商品化しつつある。すなわち「型」可能形の中にはめられつつある。

これまでの哲学では人間は最後の個別的現実であって、そこから新たな可能性、独創性、発明が生まれるところの測られざる未来を生み出す杭のように考えられてきた。そこに研究の自由の意味も拠ることができたのである。大学とはそこで個別性の最後の拠処でもあったのである。

今やそれが歴史的転落によってはかなくも崩れ去りつつあるのである。

すでに政策と就職によって、社会より一定の「型」の性格を強制せらるる場合、もしそれに追従するとすれば、何の研究を取り来たっても、何の研究者を取り来たっても一つの「型」がそこにできあがるのであって、それは人間ではなくして、一つの標準型の道具であり、販売化されたる商品である。過去の規定によるところの現在の強制であって、現在の不合理を飛躍するところの未来の展望では決してありえない。