후리가나로 읽는 일본 고전
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そばもち
蕎麦餅
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 蕎麦餅(そばもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,035자 · 8화면
八個の大きな餅が卓の上に置いてあった。それはかの気味の悪い餅であった。
「せっかくでございますが、私は夜明比から、腹が痛くて何もたべたくありませんから」
季和は幾らかの金を出して婆さんの手に載せ、そのまま外へ出てしまった。出てしまったもののその餅をたべた旅人が、どんなになるだろうかという好奇心があるので、家の横手へ往って戸の隙から中を窺いてみた。
七人の旅人は卓に向きあってその餅を旨そうに喫っていた。そして、間もなく餅がなくなってしまった。旅人の中にはもう二人ほど牀から起ちあがった者があった。べつに怪しいこともなさそうだと季和は思った。と、腰をあげた二人の旅人が急にひっくり覆って身悶えした。他の旅人も続いてばたばたとひっくり覆った。季和は眼を瞠った。驢馬の鳴声が続いて起った。六七疋の驢馬が卓のまわりに立って旅人の姿はもう見えなかった。
驢馬は室の中を歩きだした。婆さんが鞭を持ってきて、その驢馬を叩き叩き裏口の方へ通じた扉を開けて外へ追い出して往った。
季和は東都からの帰りに再び三娘子の家へ往った。彼が不思議なことを見せられている婆さんの処へ往ったのは考えがあったからだ。