후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
うすこうばい
薄紅梅
泉 鏡花
泉 鏡花의 薄紅梅(うすこうばい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 61,133자 · 122화면
」
――途方もない値をつけた。つけられた方は、呆れるより、いきなり撲るべき蹴倒し方だったが、傍に、ほんのりしている丸髷ゆえか、主人の錆びた鋲のような眼色に恐怖をなしたか、気の毒な学生は、端銭を衣兜に捻込んだ。――三日目に、仕入の約二十倍に売れたという
味をしめて、古本を買込むので、床板を張出して、貸本のほかに、その商をはじめたのはいいとして、手馴れぬ事の悲しさは、花客のほかに、掻払い抜取りの外道があるのに心づかない。毎日のように攫われる。一度の、どか利得が大穴になって、丸髷だけでは店が危い。つい台所用に女房が立ったあとへは、鋲の目が出て髯を揉むと、「高利貸が居るぜ。」とか云って、貸本の素見までが遠ざかる。当り触り、世渡は煩かしい。が近頃では、女房も見張りに馴れたし、亭主も段々古本市だの場末の同業を狙って、掘出しに精々出あるく。
――好い天気の、この日も、午飯すぎると、日向に古足袋の埃を立てて店を出たが、ひょこりと軒下へ、あと戻り。
「忘れものですか。」
「うふふ、丸髷ども、よう出来たたい。」
「いやらし。」
と顔をそらしながら、若い女房の、犠牲らしいあわれな媚で、わざと濡色の髱を見せる。