일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

夏目 漱石의 虞美人草(ぐびじんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,559자 · 401화면

아오조라 문고

老人は蔓を持って、ぐっと祥瑞を宙に釣るし上げた。

「どうだ」

「ええ。好いですね」

「好いだろう。祥瑞は贋の多いもんで容易には買えない」

「全体いくらなんですか」

「いくらだか当てて御覧」

「見当が着きませんね。滅多な事を云うとまたこの間の松見たように頭ごなしに叱られるからな」

「壱円八十銭だ。安いもんだろう」

「安いですかね」

「全く堀出だ」

「へええ――おや椽側にもまた新らしい植木が出来ましたね」

「さっき万両と植え替えた。それは薩摩の鉢で古いものだ」

「十六世紀頃の葡萄耳人が被った帽子のような恰好ですね。――この薔薇はまた大変赤いもんだな、こりゃあ」

「それは仏見笑と云ってね。やっぱり薔薇の一種だ」

「仏見笑? 妙な名だな」

「華厳経に外面如菩薩、内心如夜叉と云う句がある。知ってるだろう」

「文句だけは知ってます」

「それで仏見笑と云うんだそうだ。花は奇麗だが、大変刺がある。触って御覧」

「なに触らなくっても結構です」

「ハハハハ外面如菩薩、内心如夜叉。女は危ないものだ」と云いながら、老人は雁首の先で祥瑞の中を穿り廻す。

「むずかしい薔薇があるもんだな」と宗近君は感心して仏見笑を眺めている。