일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

夏目 漱石의 虞美人草(ぐびじんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,559자 · 401화면

아오조라 문고

我らは昔し赤ん坊と呼ばれて赤いべべを着せられた。大抵のものは絵画のなかに生い立って、四条派の淡彩から、雲谷流の墨画に老いて、ついに棺桶のはかなきに親しむ。顧みると母がある、姉がある、菓子がある、鯉の幟がある。顧みれば顧みるほど華麗である。小野さんは趣が違う。自然の径路を逆しまにして、暗い土から、根を振り切って、日の透る波の、明るい渚へ漂うて来た。――坑の底で生れて一段ごとに美しい浮世へ近寄るためには二十七年かかった。二十七年の歴史を過去の節穴から覗いて見ると、遠くなればなるほど暗い。ただその途中に一点の紅がほのかに揺いている。東京へ来たてにはこの紅が恋しくて、寒い記憶を繰り返すのも厭わず、たびたび過去の節穴を覗いては、長き夜を、永き日を、あるは時雨るるをゆかしく暮らした。今は――紅もだいぶ遠退いた。その上、色もよほど褪めた。小野さんは節穴を覗く事を怠たるようになった。

過去の節穴を塞ぎかけたものは現在に満足する。現在が不景気だと未来を製造する。小野さんの現在は薔薇である。薔薇の蕾である。小野さんは未来を製造する必要はない。蕾んだ薔薇を一面に開かせればそれが自からなる彼の未来である。