후리가나로 읽는 일본 고전
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のみ
蚤
斎藤 茂吉
斎藤 茂吉의 蚤(のみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,585자 · 6화면
気がいらいらしていると、雇った看護婦が親切でよくその蚤を捕えてくれくれした。看護婦はその捕えた蚤のまだ生きているのを縫針に突きとおし、ハリツケデゴザイマスなどと言って自分のところに持って来てくれるので、枕頭でそれを見乍ら心を慰めて居るという具合であった。
自分のまだ臥していたころ、DDTという薬のことが噂にのぼり、汽車の乗客が停車場で体ぢゅう撒かれたなどという話が伝わった。ある時看護婦が町の薬種屋から少しばかりその薬を買って来てくれた。
それを試しに畳のうえ、布団の上などに撒いていたところが、どうも蚤が減ったような気がする。これはおもしろいとおもって、そこで県庁の衛生課に願ってもっと多くの分量をもらい、畳の白くなるほど撒布しておいたところが、いつということなく蚤が出なくなる傾向を示した。おかげ(真におかげさま)で、昭和二十一年の夏は、僕発明の蚤よけ袋の中に這入る必要もなく、病後の身を安らかに過ごすことが出来たのである。
蚤という昆虫はいつ日本に渡来したものか、枕草子に、『もたぐるようにして』などと書いてあるところを見ると、あのあたりの平安朝女性もやはり蚤には相当悩まされたものと見える。