일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じゃせいのしゅうねん

蛇性の執念

大倉 燁子

大倉 燁子의 蛇性の執念(じゃせいのしゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,981자 · 38화면

아오조라 문고

だからどんなお方かと思っていたの。こんないいお写真があるんなら何故アルバムにはっておかないんでしょう。お母様も御一緒だしね。私は叔父様のお写真は家には一枚もないものかと思ってたわ』

『はい。一枚もないはずなんでございます。殊にこのお写真はどうしてもこのお邸にある理がないのでございます。まさかお写真がひとりで歩いて参ったんでもございますまいに――』

綾子さんは笑い出しました。それに釣られて私も笑いました。しかしお梶さんだけは大真面目なんです。のみならず何か怖しい幻にでも襲われているように、息をはずませながら何となく落付を失っているようなのです。

私はお梶さんの様子を注意深く見ながら、綾子さんに云いました。

『文夫さんがどこからか持っていらしたんではありませんの?』

『それなら必ず私に見せますわ』

と綾子さんは直ぐに否定しました。

『すると文夫さんがお亡くなりになった後に、どなたかがお置きになったんですわね』

綾子さんは首を振って、

『あの後、お書斎には私の外、絶対に誰も入れませんでしたわ』

お梶さんは黙って考えつづけています。写真がある以上、何人か入ったと見なければなりません。