일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じゃせいのいん 

蛇性の婬 

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 蛇性の婬(じゃせいのいん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,880자 · 54화면

아오조라 문고

内には桶の胴のような白い蠎蛇がいて、それが燃盞のような両眼を光らし、炎のような舌を出して、戴先生を一呑みにしようとするように口を持って来た。戴先生は手にした瓶の落ちるのも知らずに逃げだした。

李幕事と許宣は戴先生の結果を見に来たところであった。戴先生は二人に往きあたりそうになって気が注いた。李幕事が云った。

「先生、捉れたでしょうか」

戴先生は呼吸をはずましていた。

「蛇なら捉れるが、あれは妖怪です、私はすんでのことに命を奪られるところでした。あの銀はお返しします」

こう云って戴先生は逃げるように出て往った。李幕事と許宣は顔を見合わして困っていた。

「あなた、ここへいらしてください」

室の中から白娘子の声がした。許宣は体がぶるぶると顫えた。しかし、往かずにいてはどんなことをするかも判らないと思ったので、恐る恐る入って往った。中には白娘子が平生と同じような姿で小婢と二人で坐っていた。

「あなたはほんとに薄情な方ですわ、あんな蛇捉の男なんか伴れて来て、あなたがそんなにわたしをいじめるなら、私にも考えがありますよ、この杭州一城の人達の命にかかわりますよ」

許宣は恐ろしくてじっとして聞いてはいられなかった。