후리가나로 읽는 일본 고전
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へび
蛇
森 鴎外의 蛇(へび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,073자 · 23화면
そして己が問うままにぽつぽつこんな事を話した。
この穂積という家は、素と県で三軒と云われた豪家の一つである。
亡くなった先代の主人は多額納税者で、貴族院議員になるところであったが、病気を申し立てて早く隠居してしまった。佐久間象山先生を崇拝して、省録を死ぬるまで傍に置いていた。爺いさんは、「なんとかいう、歌を四角な字ばかりで書いてある本」だと云った。
それでいて仏教の信者であった。なんでもこれからの人は西洋の事を知らなくては行けない。しかし耶蘇教になってはならない。耶蘇教の本を読んで見たが、皆浅はかなもので、仏教の足元にも寄り附けないと云っていた。それで自分なぞにも、不断仏教の難有い事を話して聞せた。それは別にむずかしい事ではない。ただ四恩というものを忘れずにいれば、それで好いと云う事であったと、爺いさんは云った。なるほどさっきも、国家の義務だとでもいうようなところを、「報恩」だと云ったっけと、己は思い合せた。
先代の妻は実に優しい女で、夫の言うことに何一つ負いた事がない。そして自分を始め、下々のものをいたわって使ってくれた。あすで二七日になるというのは、この女の事である。