후리가나로 읽는 일본 고전
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みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
室生 犀星의 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ(みつのあわれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,662자 · 174화면
なんだもの。しまいに、くじらにでもなって、海のまん中でお昼寝してみたいわ。そしたらね、おじさまを背中にちょこんと乗っけてあげるわよ、泳げないおじさまはあたいの背中から、逃げ出すことが出来ないもの、何処へも、あの女のそばにも行けなくなって、背中で死んでおしまいになるかも判らないわ、でも、お背中で亡くなってくだすったほうが、あたいには気がらくで、とても嬉しいわ。」
「昨夜の運転手さんには、あたいも、まいっちゃった。そんな娘か孫のような若い女と一緒なら、料金の倍くらいはお払いになったっていいじゃないかと、ゆすられちゃった。それをおじさまったら、それもそうだ、君から見れば倍額の請求は当然だとか言って、お払いになったじゃないの。」
「あの時は僕の心はおちついていた、何を言われようがそれがちっとも、腹に応えないで、対手の心をそのままにして置きたかったのだ。僕には不思議にそんな気のする時があるんだよ。」
「でも、さすがに温和しくお払いになった後で、運転手が言ったっけ、どうも、つい独り身なもんですから、ご無理を申し上げましてと言って謝っていたわね、きっとお払いにならないと思って厭がらせのつもりだったのね。