일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちょうのえ

蝶の絵

久生 十蘭

久生 十蘭의 蝶の絵(ちょうのえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,644자 · 49화면

아오조라 문고

父兄はまた父兄で、小間使いや子供のいる前で、こんどの院長は、成上りの小華族だとか、旧華族だが、男爵からあがったヤット子爵だなどと放言して、子弟を煽りたてるようなことをする。戦前の女子部の生徒は、たいてい陰険で嫉妬深く、ようすぶってすましているが、ひどく早熟で、廊下などで、通りすがりに若い教師にすごいタッチをしたりする。

山川は、五歳ぐらいまで、蚕のようにすき透り、少年時代は、色の褪せたような白子面をしていたが、大学を出るころになると、ナルシス型のなよなよした優男になった。山川が女子部の英語の先生にきまると、女生徒たちは、花世という女のような名に反感をもち、さっそく、みなで苛めにかかったが、極端に内気で、弱々しく、長い睫毛が、しっとりと眼に影をつけているといった感傷的な風姿が、同情と保護感情によびかけ、苛めるどころか、おかわいそうにといって、むやみに劬りだした。

山川の交際ぎらいと、律儀さと、人間にたいする用心深さは、家庭の気質の反映もあるが、じつは、争い事が起こるのが、なにより恐ろしいので、女生徒たちの過度の発揚から生じる葛藤ほど、迷惑なものはなかった。