일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きりぎりすのき

螽蟖の記

室生 犀星

室生 犀星의 螽蟖の記(きりぎりすのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,632자 · 8화면

아오조라 문고

きりぎりすは夜明けの四時になると鳴き止む。部屋のなかに籠を置いて雨戸を閉めてあっても、四時になるとぱったり静かになる。なぜかというと、四時には明け方の微かな明りが漂いはじめるからだ。それがきりぎりすには判るらしい。夕方から鳴きはじめるが、夜更けの一時から二時の間にしききりなしに鳴く。息をつかずに僕のかぞえた数では、百十一遍続けさまに鳴いていた。つまり、きりきりきりという口調をくりかえすのである。しかし僕のいうのは昼間鳴くきりぎりすではない。だから信州では夜なくのを「きす」といい、昼間なくのを「本ぎす」といっていた。

きりぎりすは昼間もなくが、風が吹くとなく。風が吹くと羽根さばきがらくになり、気持よくなけるらしい。昆虫でも物に怖がったり不快なときは鳴かないにちがいない。昼間静かな雨がくる前に、何となく冷気をかんじるようなときにも鳴く。併しそれらのどういう機会にも増して夜中に鳴く声は、きりぎりす自身が自分で鳴きながらうっとりしている状態がよくわかるのだ。一生懸命になり、ほれぼれと鳴いている。歌俳諧によみ込まれているような悲哀の情からではない、きりぎりす自身は愉快で楽しくて暫くでも黙っていられないのである。