일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

父は蠅男のためにストーブの中で焼き殺されたに違いありませんわ」

「なるほど、あの焼屍体の半焼けの右足の拇指が半分ないのは、お父さまの特徴と一致するというわけですね」

カオルはそれに応える代りに、はふり落ちる泪を手で抑えつつ大きく頷いた。無慚な最期を遂げた亡き父に対する悲しみが、今や新たに泪を誘ったのに相違なかった。

「お嬢さん。ドクトルはどうして蠅男に殺されるようなわけがあったのでしょうネ」

と、帆村が率直に質ねると、カオルは泪に泣きぬれた白い面をあげて、

「さあそれが、あたくしには一向心当りがございませんのです」

「うむ、貴方にもやはり分りませんか」

帆村は、また一つ希望を失った。

だが根本によこたわる彼の信念は微動もしなかった。蠅男の兇刃に斃れた鴨下ドクトル、それから富豪玉屋総一郎、最近に元検事正塩田律之進――この三人は、何か蠅男から共通の殺害理由をもちあわしていたに違いないということだ。その殺害理由を探し出すことが、この大事件を解決する一番近道であらねばならぬ。一体それは何だろう。

この最初の被害者である鴨下ドクトル邸内にも、必ずやその殺害理由を説明するに足る秘密材料の一つや二つが隠されているに相違ない。