일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえ

蠅

海野 十三

海野 十三의 蠅(はえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,774자 · 40화면

아오조라 문고

「弁当屋が持って来たのなら、怪しくはあるまいが……」

「ことに新兵器なるものは、敵がまったく思いもかけなかったような性能と怪奇な外観をもつのを佳とする。もし蠅の形に似せた新兵器があったとしたら……。そしてあの弁当屋の小僧が実は白軍のスパイだったとしたら……」

「君は神経衰弱だッ」。

「参謀は神経が鈍すぎるッ」

「いいや、君は……」

「鈍物参謀」

「やめいッ!」

と軍団長が大喝した。

「はッ」と二人は直立不動の姿勢をとった。

「もうやめいッ、論議は無駄だ。喋っている遑があったら、なぜあの蠅を手にとって検べんのじゃ」

「はッ」

二人は顔を見合わせた。誰が蠅を検べにゆくのがよいか――と考えた。その途端に、フョードルも、中尉もハッと顔色をかえて、胸をおさえた。軍団長もヨロヨロとよろめきながら、右手で心臓を圧えた。そればかりではない。司令部広間にいた幕僚も通信手も伝令も、皆が胸を圧えた。そして次の瞬間には立てて並べてあった本がバタリバタリと倒れるように、一同はつぎつぎに床の上に昏倒した。間もなく、この大広間は、世界の終りが来たかのように、一人のこらず死に絶えた。まことに急激な、そして不可解な死に様だった。