일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちまんだらしちょうぶし

血曼陀羅紙帳武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 血曼陀羅紙帳武士(ちまんだらしちょうぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,970자 · 176화면

아오조라 문고

その空地に、巨大な白蝶の死骸かのように、一張の紙帳が、ベッタリと地に、張り付いていたからである。

「紙帳だよ、……まあ紙帳!」

どうしてこんな林の中などに紙帳が落ちているのか、不思議でならなかったが、それと同時に、数日前、自分の屋敷へ泊まった五味左門と云う武士が、部屋へ紙帳を釣って寝、その中で、同宿の武士を殺傷したことを思い出した。

(その紙帳ではあるまいか?)

(まさか!)

と思い返したものの、気味が悪かったので、栞は立ち去ろうとした。しかし、紙帳とか蚊帳とかを見れば釣りたくなり、布団を見れば敷いてみたくなるのが女心で、栞も、その心に捉えられ、立ち去るどころか、怖々ではあったが、あべこべに紙帳へ近寄った。紙帳には、泥や藁屑が附いていた。そうして血痕らしいものが附いていた。

(気味が悪いわ)と栞は、またも逃げ腰になったが、でも、やっぱり逃げられなかった。

短く切られてはいたが、紙帳には、四筋の釣り手がついていた。

いつか栞は、その釣り手を、木立ちにむすびつけていた。

間もなく紙帳は、栞の手によって、空地へ釣られ、ところどころ裂け目を持ったその紙帳は、一杯に春陽を受け、少し弛るそうに、裾を地に敷き、宙に浮いた。