일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちまんだらしちょうぶし

血曼陀羅紙帳武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 血曼陀羅紙帳武士(ちまんだらしちょうぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,970자 · 176화면

아오조라 문고

人間の思考の中に、盲点というものがある。その盲点の圏内にはいった記憶は、奇蹟的事件にぶつからない限り、思い出されないということである。何故薪左衛門が、来栖勘兵衛と、この道了塚で決闘したか、その理由の解らないのも、その盲点に引っかかっているからであるらしい。

そうして、さっき聞こえて来た、塚の下からの悲しい叫び声、

「秘密は剖かない、裏切りはしない、助けてくれーッ」

という声の主の何者であるか? 何んでそう叫ぶのか? それらのことの解らないのも、盲点の圏内に、その記憶が引っかかっているかららしい。

ところで……広々と展開けている耕地を海とし、立ち連なっている林を陸とすれば、道了塚は、陸に近い、小島と云ってよく、その小島にあって、陸の林の一方を眺めたなら、林の縁を、人家の方へ一散に走って行く、二人の人影を見たであろう。戸板を舁き捨て、素早く逃げ出した五郎蔵の二人の乾児であった。二人の走って行く様は、檻から解放された獣かのように軽快であった。

と、その二人の走って行く方角の、十数町の彼方から、此方を目差し、二十人ほどの一団が、林へ駆け込んだり、耕地へ出たりして、走って来るのが見えた。