후리가나로 읽는 일본 고전
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ちまんだらしちょうぶし
血曼陀羅紙帳武士
国枝 史郎
国枝 史郎의 血曼陀羅紙帳武士(ちまんだらしちょうぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,970자 · 176화면
「あなた様が股を勘兵衛に斬られて倒れられたお姿が、木の間ごしに見えましてございます」
「彼奴の方が以前から私より強かったのだからなあ。……彼奴は私の倒れるのを見て、林の中へ駈け込んで行った」
「勘兵衛お頭は私めを連れまして立ち去ったのでございます。……それから数日経ちました夜、勘兵衛お頭には私を連れて、ここ道了塚へ参り、穴倉を開き、財宝を取り出し、持ち去りましてござります」
「それだのに彼奴め、過ぐる年、私の所へ参り、財宝と天国の剣とを奪ったのは私であろうと云い懸かりを付けおった」
「それもこれも、勘兵衛めの過去の罪悪を知っておる者、今日日では、あなた様と私とただ二人だけというところから、難癖をつけて、あなた様を討ち取ろうとなされたのでございましょう」
「その私はどうかというに、浪人組を解散して以来、ずっと古屋敷に、隠者のように生活していた。日課とするところは、道了塚へ行って、我々の罪悪の犠牲になった人々の菩提を葬い、懺悔することだった。……私の心は日に月に陰気になって行ったものだ」
思い出多い過去の形見を、身に近く持っているということは、多くの場合、その人を憂欝にし、衰弱に導くものである。