후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まちはふるさと
街はふるさと
坂口 安吾의 街はふるさと(まちはふるさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,435자 · 389화면
あなた、それを信じられる?」
放二はうなずいた。
「じゃア、さがしてらッしゃい。是が非でも、あなたが捜し出さなければ、ダメよ。大庭記代子という過去のない新しい女をね」
九
礼子のバーがひらくまでには間があった。キッピイの自宅を訪ねてみるには適した時間であったが、それをやめて、記代子の宿をもう一度訪ねることにした。
キッピイが何かを知っているにしても、それを語らせるには、一度の足労では間に合いそうもない。あるいは、何も知らないのかも知れないのだ。複雑な私生活をもつらしい彼女の特殊な態度や言葉の表現が、たまたま思わせぶりに見えたのかも知れなかった。
それよりも、記代子の宿から、捜査を出直してみようと思った。昨日は、記代子の足跡を直接さがしだす材料ばかり心がけていたが、一日の捜査の結果は、記代子の心理を知ることが重大なものに見えてきた。そして、心理を辿ると、足跡の方角を推量しうるかも知れないように思われた。
宿の主婦は、記代子の態度がちかごろ変ったことばかりだと言った。懊悩する娘の混乱した状態などを根掘り葉掘り聞きたくはなかったので、すぐ打ちきって辞去したが、会社では誰にも見せなかった心の秘密を宿では思いあまって漏しているかも知れず、主婦の世なれた観察眼が、何かを嗅ぎ当てているかも知れない。