후리가나로 읽는 일본 고전
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まちをいくままにかんず
街を行くまゝに感ず
小川 未明
小川 未明의 街を行くまゝに感ず(まちをいくままにかんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,991자 · 6화면
しかし、私は、こうした家庭があまりに都会から遠い辺土であったなら、もとより新聞に載せることもなく、また、人々から同情されることもないと思うのです。そして、そうした悲惨な事実は、都会に於てゞばかりでなく、至るところにあると見るのが至当であります。都会の多くの新聞は、そうした事実について必ずしも知らぬのでない。たゞ人々があまり遠いところのことに対しては、刺戟も同情もないというだけの理なのであります。多くの社会政策なるものがやはり、こんなようなもので、多くの人の気付くところには、何等かの対策もするが、人々の気付かないところには、犠牲者を冷酷に看過するといっていゝのです。
私達が、これまでの政治に対して、あきたらないものは、こゝに理由が存するのです。そして、かく言わんとする所以のものは、独り、良心ある作家に、至嘱するからでした。
いまゝでの多くの作家は、その態度に於けるばかりでなく、気持の上からも、思想の上からも、全く知識階級的の立場にあったと言い得られるのでありました。田舎というところは、一種彼等には、詩的のところのようにすら思われていました。新鮮な空気と青々とした野菜と、そして広々とした野原とは、全く都会生活者には、そう思われるか知れない。