후리가나로 읽는 일본 고전
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まち
街
宮本 百合子
宮本 百合子의 街(まち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,689자 · 37화면
けれども、何も見ないつもりにしている。マリーナも、それについては沈黙を守っている。騒ぎやのマリーナ・イワーノヴナに対して、ダーリヤは私かに自分の平静な気質に誇りさえ感じているのであった。
ダーリヤが、縁取りの三分の二も進んだ頃、やっと下で、
「叔母さん」
と呼ぶ、アーニャの細い、神経質な声がした。
「やっと来た!」
ずしり、ずしり降りてゆき、マリーナが、
「迷児にでもなったんだろう? 馬鹿だから……ふーむ、まあいい、いい。――それで?」
切れ切れに云う声が聞える。突然彼女は大声で笑い出した。
「ハハハハ何ておかしいんだろう! ダーシェンカ! まあ一寸来てこの様子を御覧」
その叫びで、十三の痩せて雀斑だらけのアーニャは、生え際まで赧くなった。彼女は憤ったように垂髪を背中の方へ振りさばいて、叔母を睨んだ。彼女は、リボンのかわりに叔母の裁ち屑箱から細い紫繻子の布端を見つけ出した。彼女はそれを帽子を買って貰えない栗色の垂髪の先に蝶々に結び、道々も掌の上で弾ませながら歩いてきたのであった。
「とんだお嬢さんだね、ハハハハハ貴女の親切な叔父さんが似合うと仰云いましたか?」