후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まち
街
宮本 百合子
宮本 百合子의 街(まち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,689자 · 37화면
ダーリヤは思わず優しく静脈の浮き上った指先の短いマリーナの手を撫でた。
「きっと今にエーゴル・マクシモヴィッチはお返しなさいますよ、ただ約束の日にかえせなかったというだけですよ」
「――エーゴル・マクシモヴィッチは、どうしてああ慾張りなんでしょうねえ、私が殺すと思ってこわがるなんて――ダーシェンカ、あのひとは、アーニャに飲ませてからでなけりゃ珈琲も飲まないんですよ」
それは、エーゴル・マクシモヴィッチの家庭を知っている者の間に評判の事実であった。
五
「エーゴル・マクシモヴィッチだって、元からあんなではなかったのにねえ」
マリーナは、追想に堪えぬように云った。
「私共だって、あんた方のように若い気軽な夫婦だった事もあるのよ、ダーシェンカ。大きな裁板の前でエーゴルが裁つ。私が縫う。これにエーゴルが仕上をして顧客へ届ける。少しずつお金をためる。飾窓へやっと一つ着付人形を買う――あの時分の楽しかったこと……その時分からエーゴルはマンドリンが上手くてね、町で評判だった。自分が弾いては私によく踊らせたもんだわ。……そうこうしてやっとまあ食うに困らない目当がつくようになったかと思うと、どう? 機関銃が兵隊と一緒に家へ舞い込んで来た。