일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さいぎょうのめ

西行の眼

下村 湖人

下村 湖人의 西行の眼(さいぎょうのめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,096자 · 7화면

아오조라 문고

考えて見ると、今の日本は、文覚の徒が多過ぎる時代である。右を見ても、左を見ても、小文覚がうようよしている。それらのある者は、どこやらの赤い法衣を着ており、またある者は、どこやらの黒い法衣を着ている。そして彼らの眼は、一ように火のように燃え立って、あたりにいる者の頭を叩き割ろうとしている。彼等は静けさを好まない。静かに中道を歩もうとする者でさえ、かれらの怒りをさけることが出来ないのである。

こうした時世では、西行の眼を持つ人が、一人でも多く現われることが望ましい。

無論、今の世に、西行の眼を持つ人が全くいないのではない。しかし、悲しいことには、えせ文覚の徒があまりに多過ぎ、しかも彼等は西行の眼をしみじみと見ようとはしない。文覚ほどの修行を積んでいない彼等は、非常に無知であり、しかも卑怯である。彼等は西行の眼に十分ものをいわせるまえに、はやくも敵呼ばわりをする。そして背後から、西行の眼をもった人たちの頭を叩き割ろうと企らむのである。

だから、西行の眼はもっともっと多くなければならない。でなければ、尊い人間の道がすたれる。日本はこの数年来、似て非なる文覚の徒の出現によって、すでにある程度の修羅場と化してしまった。