후리가나로 읽는 일본 고전
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にんしきろんとはなにか
認識論とは何か
戸坂 潤
戸坂 潤의 認識論とは何か(にんしきろんとはなにか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,432자 · 116화면
もし神の恩寵を問題としなければ、この世界は別に今のこの世界でなくてもよかった。だからここでは偶然が支配する。だが偶然は決してただの偶然ではない。それを充足する根拠がなくてはならぬ。ここに事実の真理がある、とライプニツは云う。勿論「事実真理」は、決してデカルト風に明白であり得ない。
パスカルはもう一層皮肉である。彼は幾何学的精神と繊細なる精神とを区別して、デカルト風の明白説の不明白な点を、おのずから暴露している。明晰判明なものが、明白だというが、併し、こういう明白性は一体良心や何かの明白さと同じだろうか。良心や何かも明白感情以外の拠り処を見出すことは出来ない。だがそれは却って明晰でも判明でもない或るデリケートな内容のものだ。これは繊細な精神にぞくする。デカルト的明白説は、繊細な明白説ではあり得ない。そればかりではない。デカルトの明晰判明という要求は幾何学自身に於ても方法上全く不可能なのだ。一切の名辞を終局的に定義することは出来ないからで、最後には既知と見做される自明な併し必ずしも明晰判明でない或る名辞に手頼る他ないからだ、とパスカルは云っている(パスカルはポル・ロアイヤルの論理学の代表者である)。