후리가나로 읽는 일본 고전
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けいさつしょちょう
警察署長
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 警察署長(けいさつしょちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,783자 · 16화면
白い馬に乗った女の姿がまた眼前に浮んだ。
はじめの扉が開いて女の子がコップへ酒を入れて持って来た。クラネクはすぐそれを手にして一口飲んだ。そして、無意識に狐のような小供の顔を見た。女の子はさっさと出て往った。クラネクはまたコップに口をつけた。
せかせかしていた心がやや沈まって来た。彼はコップをおいて椅子に凭れた。まかりちがえばローゼンの一家を鏖殺してもかまわないから、彼の女はどうしても己の有にしなくてはならんと思いだした。と、嫉妬の強い背の高い肩幅の広い細君の顔が見えて来る。嘗て部下の壮い細君と関係した際に狂人のようになった細君にこづき廻されたことが思い出された。そこで彼はローゼンの女を手に入れた際に、どうすれば細君に知れないで媾曳を続けることができるかと云うことを考えたが、それにはその女をニコリフスクの方へやっておいて、ニコリフスクの本部へ往く用事をこしらへて出かけて往けば好いと思いだした。
「署長さん、祝杯をお挙げになっておりますか」
クラネクはびっくりして顔を挙げた。待ち兼ねていた部下のベルセネフが笑いながら入って来たところであった。
「ベルセネフか、あまり退屈だから、一ぱいやってたところだ」