일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まずしきひとびとのむれ

貧しき人々の群

宮本 百合子

宮本 百合子의 貧しき人々の群(まずしきひとびとのむれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,959자 · 118화면

아오조라 문고

そのときも彼はどこかへ四日も行ってやっと帰って来たところなのである。彼は大変疲れたような気がしていた。すぐそこにころがりたいような心持でここまで来ると、友達の犬に見つかって、早速顔中を舐(な)め廻された。それを彼はいかにも嬉しそうにして、だまって犬の顔を見ているところへ、

「善馬鹿! けえったんかあ」

と叫びながら五六人の子供等が馳けて来た。そして、たちまち彼の体は暇でいたずら好きの者共に囲まれてしまったのである。

皆はてんでに勝手な悪口や戯言(じょうだん)を彼にあびせながら、手に持っている魚を突っついたり、犬をけしかけたりした。

「う! 穢(うだ)て。あげえ犬の舐めてる魚あまた善馬鹿が食うんだぞ。ペッ! ペッ! 狂犬病さおっかかったらどうすっぺ」

「ひとー馬鹿(こけ)にしてけつかる。もうとうに狂犬病さかかってっとよ! この上へ掛るにゃ命が二ついらあ」

「わはははは。ほんによ。うめえや」

「おっととととと」

人々は急に笑い出した。

下等な笑声の渦巻の下を這うようにして、善馬鹿の低い甘ったるい、

「へへへへへ!」

という声が飛びはなれて不快に響き渡った。

「厭(や)んなことしてけつかる」