후리가나로 읽는 일본 고전
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ひんみんくらぶ
貧民倶楽部
泉 鏡花
泉 鏡花의 貧民倶楽部(ひんみんくらぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,333자 · 111화면
興を覚まして客は遁出し、貴婦人方は持余して、皆休息所に一縮。
貧民城を乗取りて、
「さあ、これからだよ。売溜の金子はいくらあろうと鐚一銭でも手出をしめえぜ。金子で買って凌ぐような優長な次第ではないから、餓えてるものは何でも食いな。寒い手合は、そこらにある切でも襯衣でも構わず貰え。」とお丹の下知に、狼は衣を纏い、狐は啖い、狸は飲み、梟謡えば、烏は躍り、百足、蛇、畳を這い、鼬、鼠廊下を走り、縦横交馳、乱暴狼藉、あわれ六六館の楼上は魑魅魍魎に横奪されて、荒唐蕪涼を極めたり。
この時最寄の交番より巡査真黒になりて駈附けつ、暴行を制せんとすれば、お丹先んじて声を懸け、
「おい、皆静まった。」
一同直ちに粛然とせり。
巡査は気を抜かれていささか手持不沙汰、今更疾呼しても張合無ければ、少々声音に加減をして、
「汝等、ここをどこだと思ってる。」
お丹衝と進みて、「はい芝区――町、六六館。」
「そないなことは謂わずとも知っちょるわい。」
「でも御訊き遊ばしたからさ。」
巡査は頬を膨らして、「黙れ。場所柄も弁別えず乱暴をいたしおる。棄置かれぬ奴等だ。華族方の尊威を汚すのみならず、恣にここの売物を啖いよったは盗人だぞ。