후리가나로 읽는 일본 고전
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ひんみんくらぶ
貧民倶楽部
泉 鏡花
泉 鏡花의 貧民倶楽部(ひんみんくらぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,333자 · 111화면
私あね、御飯を食べるだけはきちんと働いておいたつもり。昔はちょいとした恩義に感じて田舎の御家来が、生命までも棄てたものさ。ありゃ、主人が狡猾で、旨く正直なものを操ったのさ、考えてみたがいい。たかがぽんぽち米少々で命と取換えてたまるものか。私はもとより忠義でないが恩知らずとはいいなさんな。するだけのことをすれば可いのさ。何と老爺様一言も無かろうね。」とまくし立てて、怯むところへ単刀直入、「しばらく足を洗ったために、乞食夥間を省かれた。面桶持って稼がれねえ。今この家を出るが最後、人間の干物になります。皆これも夫人の御庇だから、何も彼もそっちが懸合だ、飼殺にしておくんなさい。」と足を出したる高ゆすり。
三太夫は胸へ込上げ、老人のあせるほど、気ばかり苛ちてものもいわれず、眼玉を据えて口をぱくぱく、芥に酔うたる鮒のごとし。
「老爺を対手じゃ先行がしない。可し、直接に懸合おう。」とふいと立って奥へずかずか。「ま、ま、待ちおれ汝。」と摺下りたる袴の裾踏しだき、どさくさと追来る間に、婦人は綾子の書斎へ推込み、火桶の前に突立てば、振返る夫人の顔と、眼を見合せて佶となりぬ。