일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あかいらくだ

赤い駱駝

梅崎 春生

梅崎 春生의 赤い駱駝(あかいらくだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,820자 · 24화면

아오조라 문고

あれほど運動神経の欠除した二見が、士官としての自分を保つのに費やした神経の量を思うと、おれはいつも暗然となる。あいつは軍隊の一年間に、ふつうの二十年分ほども生きたのだ。士官教育のときから一緒だったから、おれは二見がそうなるまでの経過をよく知っている。あいつほどヘマをやり、そして叱られた同期生はいやしない。そしてあいつほどむきになって、自分を軍隊式にねじまげようとした男は。

しかしその努力が、さっきも言ったように、彼には正反対の結果としてあらわれてくることが多かったのだ。たとえばあまりの緊張のあまり、「かしら右」と言うところを「右へならえ!」と叫んでみたりするんだ。そして隊長から眼玉の飛びでるほど叱られたり、下士官兵の笑いを買ったりするのだ。仕事の上ででも、そんなヘマをしばしばやるから、兵曹長などがやってきて、ツケツケと文句を言ったりする。そうすると二見は、直立不動の姿勢でその文句を聞くのだ。そうするのが当然の義務のような、緊張した表情で。少尉の二見が、兵曹長の前でだよ。おそらく兵隊が文句をつけにきても、二見は直立不動の姿勢で聞いたかも知れない。軍隊の、下階級は上階級に絶対服従だという考えなりシステムなりを、もちろんあいつはよく知っていたにちがいないが、自分のそとのものとしか感じられなかったんだ。