후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
夢野 久作의 超人鬚野博士(ちょうじんひげのはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,054자 · 117화면
吾輩みたいな身体を不死身と云うのだろう。イクラ遣り損なって怪我をしても痛くもなければ血も出ない上に、すぐに治癒る。見物の眼に決して止まらないから便利だ。しまいには木乃伊親爺がヤケになったらしく、吾輩を掴まえて死ねかしの猛烈な芸当をやらせ続けたが、どうしても死なないので驚いているらしかった。
そればかりじゃない。吾輩は別にタッタ一人で時間つなぎに少年力持をやった。自動車に轢かれたり、牛の角を捉まえて押しくらをしたり、石ころを噛み割ったり、錻力を引裂いたりする片手間に、振袖を着た小娘に化けて……笑っちゃいけない、これでも鬚を剃ると惚れ惚れするような優男だぞ……手品の手伝いみたいなものを遣っているうちに、困った事が出来た。
……というのはホカでもない。前にも云った通り、コツコツの木乃伊親爺と、その頃まではまだ紅顔の美少年だった吾輩が組んで、大車輪で演出する死物狂いの冒険軽業が、吾輩の第一の当り芸であると同時に、この一座の第一の呼物であったんだが、その芸当の最中の話だ。毎日毎日一度宛、芸当の小手調べとして親爺と揃いの金ピカの猿股を穿いた丸裸体の吾輩が、オヤジの禿頭の上に逆立ちをする事になっていたんだが、そいつを毎日毎日繰返しているうちに、そのオヤジの禿頭のテッペンにタッタ一本黒い、太い毛がピインと生えているのに