후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
踊る地平線
とりっぷ・あ・ら・もうど
BUMP!
ロンドン巴里間航空旅行。
一九二八年――A・D――七月はじめ、それこそどしんと押し寄せてきた暑さの波に揉まれて、山高帽と皮手袋と円踵の女靴と、石炭とキドニイ・パイと――つまり老ろんどんそれじしんが、影のない樹立ちも、ほこりの白い街路も、商店の軒覆の下をつたわっていく大男の巡査も、みんな一ようにまっくろなはんけちで真黒な汗をふきながら―― now, つまり、珍しくあつい以外には、まず、しごく平和な夏の英都の或る日の正午ちかく、詳しく言えば午前十時四十五分だった。いまや自動車の急流ひきも切らないウェストミンスタア橋の方角からあれよという間に一台駈けぬけてきたTAXIが、リジェント街とチャアルス街の角にぴたりと静止すると、そこの石造建築物のまえに手荷物とともにひらりと地に下り立った男女の東洋人があった。
旅装と覚悟ここにまったく成り、勇気りんりんとしてあたりを払わんばかり――AHA! 言うまでもなくそれは、これから巴里へ飛ぼうとしている私と彼女だった。
とまあ、思いたまえ。
BUMP!
物語のいとぐちである。