일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おどるちへいせん

踊る地平線(上)

谷 譲次

谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면

아오조라 문고

何という潜勢力を蔵する太古の威厳であろう! なんたる吸引的な死潮の魅魔であろう! 何かしら新しい宗教の発祥地として運命づけられていなければならないこのサイマ湖! 末梢神経的な現今の都会文化はここへ来て木っ葉微塵だ。この恐怖すべき湖の沈黙、戦慄せざるを得ない紀元前の威圧、鬱然として木の葉も波もそよがない凝結、これらの前に立って誰かよく頭を下げようとしない近代のプロデガルがあろう!

サイマ湖!

ここで私は倫敦の雑沓を想う。巴里の灯、伯林の街上をえがいてみる。

そうすると「約束されたる裁き」の済んだ世に、それらすべてを過去のものとして、これからまた新規の文明が伸びようとしているような感じがするのだ。事実私は、このときサイマ湖上の無韻の音をその生長の行進曲と聞いたのだった。

白い闇黒が古代の湖水に落ちる。

一日一晩、船は神域のサイマ湖を航行した。

少数の土地の人が便乗しているきり、旅行者としての船客は私達だけだ。万事に特別の待遇を受ける。老船長とともに食事、半夜快談。彼は英仏独語をよくし、デレッタントな博学者である。独逸における現勢力としての猶大人・ジョルジ・サンの性格・倫敦の物価と税・シンガポウルのがらくた市場で買った時計の正確さ・ロココ式の家具・バルビゾンの秋――転々たる話題。