후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
と優にやさしく書かれて。
影と光りとエッフェルと大散歩街とマロニエの落葉と男女の冒険者とヴェルレイヌの雨とを載せて、ふるく新しい小意気な悪魔「巴里」は、セエヌを軸に絶えず廻っている――ちょうどモンマルトルの赤い風車のように。
それと一しょに人の感覚もまわる――酔った中枢神経をなかに。
みんながみんな「自分の巴里」を持ってるからだ。
笑っている巴里。
唄っている巴里。
ちらと太股を見せて片眼をつぶっている巴里。
EH・BIEN!
MON・PARIS!
――ところで、いつまでもひとりで騒いでいたんじゃあ話が進まないから、いい加減ここらで切り上げて本筋へかかろう。
さて、これが私――ジョウジ・タニイが、幸か不幸か一時ノウトルダムの妖怪になった一JOの物語である。
なんかとこうひとつどかんとおどかしておいて、その君があっと驚いてる隙に乗じてこの事実奇談を運んで行こうという肚なんだが、ここに困ったことが出来たというのは、どうも「巴里――日本」とこう万里を隔てているんじゃあ何かにつけて不便で仕様がない。で、いろいろと手離せない御用もおありだろうけれど、そこは私に免じて、一つ思い切って君にも巴里へ来てもらうことにする。