후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
各回競馬の走り出すまえに駈けてって、幾らでもいい、馬の名を言って金を出すと、引きかえに番号のついた札をくれるから、もしその馬が勝てば、札を示して何倍かの金を受取り、負ければ、癇癪を起して札を破いちまえばいい。ぶっきいのそばには必ず高いところに信号係が立っていて、手を振り、肘を叩き、頬をつまみしてお互に聯絡を保っている。これを tick-tack といって、その場になって刻々移る一般の人気によって激しく上下する馬金率を報らせあっているのだ。そこでもここでも襯衣一まいの男が人の海のうえに不可思議な白日のふぁんたしあを踊っている。これで見るみる値段が変って行き、それもブッキイによって色いろに違うので、すこしでも割のいいブッキイで賭けようとあって、男も女もお婆さんも、お金と鉛筆を握り、血相かえて右往左往している。一番にでも二番へでも賭けられて、その上いろんなふうに組合せがつくんだから、これがじっさいになるとなかなかややこしい。あまつさえ、ロンドンとその近くのすべての町が今日はすっかりからっぽになるほどの人出だ。馬みたいに鼻の穴の大きなグウズベリイ伯爵が、灰色の山高帽に双眼鏡といういでたちで全家族を引きつれて悠歩していくとあとから、百貨店の売子が、これも灰色の山高帽に双眼鏡といういでたちで――蘇国高地人の笛と、その