후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(下)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(下)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,823자 · 283화면
そこからは露西亜煙草のけむりと一しょに言葉がぞろぞろ這い出していた。それらが空中でいろいろに繋がって、こういう一つのモンテ・カアロ風景を作り出していた。しかし、これは私があんまりロンシャン競馬場の泥みたいな土耳古珈琲にコニャックを入れ過ぎたので、その御褒美に、キャフェ・ドュ・パリの空気が私にだけ見せてくれた蜃気楼だったかも知れないのである。
私は菫を逃がさないように注意しながら、アリ氏の物語に追いついた。
『――それはまだあのルイという貨幣――二十五法――が仏蘭西にあった頃ですから、大戦前のことでした。
いつの間にかシリア生れのひとりの若い男が、暇な時のキャジノの役員たちのあいだに話題に上っていました。その男は流行上履のような皮膚に端麗な眼鼻をもった美青年でした。が、彼が評判になったのはそのためではありません。毎晩決まったルウレット台のきまった椅子に坐り込んで、最小額の十法ばかり賭けつづけていたからでした。いや、きまっていたのはそればかりではありません。彼の賭ける数も一つに限られていました。それは二十三でした。なぜ彼が23を選んでそんなに固執したかというと、その理由は彼にとって到って簡単です。