후리가나로 읽는 일본 고전
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かるいざわにて
軽井沢にて
正宗 白鳥
正宗 白鳥의 軽井沢にて(かるいざわにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,560자 · 13화면
我々にはよく分らないが、こんな日本の避暑地の外人の風俗は、西洋の本場の避暑地の風俗に比べると、野暮ったくて田舎くさくって薄汚いそうである。だが、日本の青年男女は、意識的に或は無意識的にその模倣をやって得意になっているので、国粋復活の声が盛んになっても、異国かぶれの勢いは堰留められそうに思われない。翻訳は反逆であっても、明治以来の翻訳時代はまだ続くにちがいない。分っても、分らなくっても、シェークスピヤは何となくえらく思われるのである。
私は、散歩の途上、おりおり郵便局の横の掲示板のさまざまな貼紙を見ることがある。商店の広告や、失せ物拾い物の知らせのそばに、動物愛護会や人道会の主意書の掲げられているのは、いかにも軽井沢らしく思われる。十数年前、私が最初この土地で夏を過した時には、江木欣々女史の乗馬姿や尾崎行雄氏一族の乗馬振りが、土地の名物として衆人の目を惹いていた。女史のことは最早語り草にもならなくなったほどに影が薄くなり、尾崎氏は、老いてなお気力のあるらしい赭らびた顔をして、街上を漫歩しているが、氏は乗馬の楽しみは断念しているらしい。十数年の昔は、この二人の有名人の乗馬が特に、通りがかりの人々の目を惹いていたほどに、日本人の乗馬運動は珍らしかったのだが、この頃は若い男女が、ふと見たところは、外人かと見まちがう