후리가나로 읽는 일본 고전
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このえないかくのじょうしきせい
近衛内閣の常識性
戸坂 潤
戸坂 潤의 近衛内閣の常識性(このえないかくのじょうしきせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,545자 · 13화면
それが良いか悪いかではなくて、とに角事実そうした現象になっているのである。現に、なぜ社会政策とか国民生活安定とかいう、卒直な民衆的用語を用いずに、ワザワザ広義国防というような変な言葉を使うのか、それを考えて見なければなるまい。
尤も儀礼は何でもいいし、口先きの言葉は何でもよい。困るのはこの儀礼的な合言葉がやがて実質を持つようになることだ。例えばその絶好の例は「社会保健省」設立の内務省試案である。聞く処によると内務省案と軍部案との間には多少の開きがあり、前者が比較的狭義保健(?)の限界に止めようとするに反して、後者は広義保健(?)にまで拡大しようとするらしいのだが、併し内務省試案にしても、軍部のこの要求を容れて、と云うよりも元来が軍部の要求から問題が出て来たのだったから、多分に広義保健の建前に立っている。
なる程国民の健康は決してスポーツや軍事教練の不足から低下して来たと断じることは出来ないので、他ならぬ経済生活の低下に原因するのは当り前だ。それには例の国防予算の巨大化の一つの必然的な結論である社会政策の皆無(諸外国に較べれば皆無に近い)というものが関係があるのだが、そうかと云って、国民健康を結論的に包含する国民の社会生活生態そのものをば、狭義保健の拡大としての広義保健というようなものと考えることは、乱暴