일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たいほしゅぎしゃ

退歩主義者

坂口 安吾

坂口 安吾의 退歩主義者(たいほしゅぎしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,703자 · 20화면

아오조라 문고

彼のウンチクは学ではなくて育ちであった。痩せても枯れても浅草で育ったジンタのアンチャンであるから、輝かしいノスタルジイの発露であったワケである。

馬吉は脚本をフトコロに、二斗ほどの米と寝具一式リヤカーにつけて浅草の狸劇団を訪問した。二斗の米はコンミッションではない。自分の食いブチであった。

「よせやい。何が不足で百姓の聟に見切りをつけようてんだ。不料見な野郎じゃないか」

と、支配人兼文芸部長の品川一平が怒鳴りつけた。

「あなたは知らねえよ。ボクは退歩主義者なんだ。文明というものは、結局、退歩することですよ。つまり、みんなパンパンになる。みんなアイノコになる、ねえ、そうでしょう。わからねえのかな。結局、みんな、アイノコにならなきゃいけないじゃないですか。日本とかマレーの土人がヨーロッパに近づくというのは、失礼ですが、マチガイなんだと思わねえかな。ヨーロッパが日本やマレーに近づくことが文明ですよ。だって、下から上がるのは元々ムリじゃないか。上から下へ落ちるほかに手はねえや。だからボクだって、覚悟をきめて百姓のお聟さんになって、ボクは下ったツモリだったけど、これがマチガイですよ。