후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆけるマクシム・ゴーリキイ
逝けるマクシム・ゴーリキイ
宮本 百合子
宮本 百合子의 逝けるマクシム・ゴーリキイ(ゆけるマクシム・ゴーリキイ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,396자 · 17화면
当時、ゴーリキイの職業はパン焼職工で十四時間の労働であった。職人仲間の給料日の唯一の楽しみは淫売婦のところへゆくことである。ゴーリキイも始めは誘われた。が、やがて「お前は、兄弟、俺達と一緒にゃ行くな」と云われるようになった。最も露骨な云い方で唾をはきながら女について喋る仲間の中で、力があまってどこか無器用でさえある逞しい青年となっているゴーリキイは、女に対する優しい期待に燃えながら、淫売屋での娘達の悲惨を目撃した。到るところで、ゴーリキイは生活のつじつまの合わぬもの、ぴったりしないものにぶつかるのであった。「俺はこれからどうなるのだろう?」そういう彼の問いに答えるのは、堂々めぐりの混乱、ちらり、ちらりと見えながら、しっかりと掴めない、よい生活への希望の閃きである。丁度この苦しい時期に、ゴーリキイの宝のような祖母さんが死んだ。その悲しみを打ちあける一人の友達もパン焼釜のある地下室にはいなかった。
カザン大学ではこの頃学生の大きいストライキがあった。然し一日の大部分パン焼釜にしばりつけられているゴーリキイには、その意味が十分わからない。二十歳のゴーリキイの苦悩は劇しくなるばかりであった。