일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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れんかんき

連環記

幸田 露伴

幸田 露伴의 連環記(れんかんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,281자 · 95화면

아오조라 문고

斯様いう人だったので、若し其儘に歳月を経て世に在ったなら、其の世に老い事に練れるに従って国家有用の材となって、おのずから出世栄達もした事だったろうが、好い松の樹檜の樹も兎角に何かの縁で心が折られたり止められたりして、そして十二分の発達をせずに異様なものになって終うのが世の常である。定基は図らずも三河の赤坂の長の許の力寿という美しい女に出会った。長というのは駅の長で、駅館を主どるものが即ち長である。其の土地の長者が駅館を主どり、駅館は官人や身分あるものを宿泊休憩せしめて旅の便宜を半公的に与える制度から出来たものである。何時からとも無く、自然の成りゆきで駅の長は女となり、其長の下には美女が其家の娘分のようになっていて、泊る貴人等の世話をやくような習慣になったものである。それでずっと後になっては、何処其処の長が家といえば、娼家というほどの意味にさえなった位であるが、初めは然程に堕落したものでは無かったから、長の家の女の腹に生れて立派な者になった人々も歴史に数々見えている。力寿という名は宇治拾遺などには見えず、後の源平時代くさくてやや疑わしいが、まるで想像から生み出されたとも思えぬから、まず力寿として置くが、何にせよこれが定基には前世因縁とも云うものであったか素晴らしく美しい可愛いものに見えて、それこそ心魂を蕩尽