일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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れんかんき

連環記

幸田 露伴

幸田 露伴의 連環記(れんかんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,281자 · 95화면

아오조라 문고

何を云っても黙って居られる。自分も妻の右衛門同様、相手にされずに黙過されるに至っては匡衡も堪えきれなくなったろう。遂に力寿が非常に美い女だということが定基耽溺の基だというのに考えが触れて、美色ということに鉾が向いたろう。妲己や褒のような妖怪くさい恐ろしい美人を譬えに引くのも大袈裟だが、色を貪るという語に縁の有るところがら、楚王が陳を討破って後に夏姫を納れんとした時、申公巫臣が諫めた、「色を貪るを淫と為す、淫を大罰と為す」と云ったのを思い出して、色を貪るのを愚なことだと云いもしたろう。貪色の二字は実に女の美いのを愛ずる者にはピンと響かずには居ない語だ。夏姫というのは下らない女ではあったが、大層美い女だったには疑無い。荘王は巫臣の諫を容れて何事も無く済んだが、巫臣が不祥の女だと云った如く、到るところに不幸を播いた女であった。夏姫に力寿を比したでも何でも無かったろうが、貪色というが如き一語は定基には強く響いたことだろう。全く色を貪って居たには違無いのだから。すべて人は何様いう強いことを言われても、急所に触れないのは捨てても置けるものであるが、たまたま逆鱗即ち急所に触れることを言われると腹を立てるものである。