후리가나로 읽는 일본 고전
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うんめいろんしゃ
運命論者
国木田 独歩
国木田 独歩의 運命論者(うんめいろんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,357자 · 34화면
これが二本目です、未だ一本この砂の中に埋めてあります、無くなれば又買って来ます。」
自分は彼の差した杯を受け、少ずつ啜りながら彼の言う処を聞て居たが、聞くに連れて自分は彼を怪しむ念の益々高るを禁じ得なかった。けれども決して彼の秘密に立入うとは思なかった。
「それで先刻僕が此処へ来て見ると、意外にも貴様が既に此場処を占領して居たのです、驚きましたね、怪しからん人もあるものだ僕の酒庫を犯し、僕の酒宴の莚を奪いながら平気で書籍を読んで居るなんてと、僕はそれで貴様を見つめながら此処を去らなかったのです。」と彼は微笑して言った、其眼元には心の底に潜んで居る彼の優い、正直な人柄の光さえ髣髴いて、自分には更に其が惨しげに見えた、其処で自分も笑を含み、
「そうでしょう、それでなければあんな眼つきで僕を御覧になる訳は御座いません。さも恨めしそうでした。」
「イヤ恨めしくは御座いません、情なかったのです。オヤ/\乃公は隠して置いた酒さえも何時か他人の尻の下に敷れて了うのか、と自分の運命を詛ったのです。詛うと言えば凄く聞えますが、実は僕にはそんな凄い了見も亦た気力もありません。