일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さけぬさんざ

避けぬ三左

山本 周五郎

山本 周五郎의 避けぬ三左(さけぬさんざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,846자 · 22화면

아오조라 문고

康政の顔には、ふしぎな笑いがうかんでいた。

徳川の軍はつづいて前進し、山中城の炎上する煙を見ながら、二子山、駒ヶ岳のあいだを突破して鷹巣城へと迫った。この先鋒をのり打ったのは榊原康政の兵である、山路は嶮しいうえに、敵の作った堀切、壕などが至るところにあった。それで予て甲府から召集してあった黒鍬の者たちに道をつくらせつつ前進した。

三左衛門はつねに先頭を押していた。二間柄の大槍を手に、黙々として前へ前へとあるいていた。暮春の空はあざやかなみどりに晴れあがって、箱根竹のこまかな葉に微風がわたっていた。わあーッわあーッという鬨の声と、陣鉦や法螺の音が、山々にこだまして遠く近く聞えて来る。やがて味方の銃隊が散開した、敵城からは早くも銃声がおこり櫓から矢狭間から硝煙が巻きたった。絹地に白く「五」の字をぬいた四半の旗をさした使番が、伝令のために馬をとばして往きつ来つした。先押しはさらに前進し、右翼はずっと城の西南を圧する隊形をととのえた。そして味方の銃隊がいっせいに火蓋を切った。

そのときである。突撃にかかる前、敵味方の銃撃のもっとも旺んなとき、先押しの槍隊の中から国吉三左衛門の大きなからだが、ぬっと前へ進み出て行った。